難聴を生じる疾患に伴う耳鳴りでは、それぞれの疾患に対する適切な治療を行います。 老人性難聴による耳鳴りを完全に消失させることは難しいので、日常生活で気にならない程度まで緩和させることが目的になります。
一般的には、循環改善薬、内耳の血管拡張薬、ビタミンB12、抗不安薬、漢方薬、抗痙攣薬などが用いられます。就寝前など周囲が静かになると耳鳴りが強く感じられるため、ラジオやBGMを利用して静かな環境をつくらないことが有効です。心因性耳鳴りでは心療内科、精神科的なカウンセリングや薬物療法が必要になります。
耳鳴りの原因や耳鳴りを感じる(気になる)レベルは個人により様々で、画一的な治療法はありません。様々な治療法からひとり一人に合った治療法を見つけていきましょう。